良運を招くとされる日本の縁起物、招き猫。
色や手の挙げ方によってさまざまな意味を持ち、願いや目的に合った招き猫を選ぶことで幸運を引き寄せるとされています。
日本だけでなく海外でも愛されていて、アメリカでは ”welcome cat” や “lucky cat”などと呼ばれているそうですよ。
この記事では、招き猫が縁起が良いと言われる起源や、招き猫に込められている様々な意味についてまとめてみました。
招き猫の起源
招き猫の起源は、諸説あります。
蚕の天敵・ネズミを駆除
招き猫は、古くは養蚕(ようさん:蚕(カイコ)を育てて繭を生産する営み)の縁起物だったそう。
これは、猫は蚕を食べるネズミを駆除してくれるから。
養蚕は衣服を作る糸を生産するための貴重な営みですから、当時の人は猫をありがたい存在と感じたのかもしれません。

しかし養蚕が衰退するにつれ、招き猫は商売繁盛の縁起物として大切にされるようになったようです。
東京・豪徳寺にまつわる話
招き猫の起源とされる説話はいくつかあり、多くは江戸時代にさかのぼります。
その一つに、東京の豪徳寺にまつわる話があります。
ある日、寺を訪れた武士が寺の猫に手招きされたところ、直後に雷雨が始まり、猫が彼を避難させたことで命を救われたというものです。
この出来事が広まり、猫は幸運を招く縁起物として広まったとも言われています。

招き猫の種類別の意味
招き猫は白色が最も伝統的ですが、風水の考えを取り入れて様々な色が登場しました。
招き猫の毛色によって、もたらされる運気が異なるとされています。
また挙げている手が左か右かによっても、意味が異なります。
毛色の意味
白い招き猫

白色の招き猫は、純粋や清潔を象徴し、幸運や清浄を招きます。
黒い招き猫

黒い招き猫は、邪気や災いを払うとされ、健康や安全を守る護符として人気があります。
金色の招き猫

金色の招き猫は、金運や財運を招くとされ、事業成功や財産増加の願いを込める人に選ばれます。
赤色の招き猫

赤色の招き猫は、健康や病魔除けの意味があり、子どもの健康や成長を願う際に選ばれることが多いです。
ピンク色の招き猫

ピンク色の招き猫は、恋愛運をアップさせるとされ、新たな出会いや愛情の深まりを願う人に人気です。
緑色の招き猫

緑色の招き猫は、学問の神様として知られ、勉強や試験の成功を願う学生に好まれます。
挙げている手の意味
左手を挙げている招き猫

左手を挙げている招き猫はお客様を招くことを意味し、商売繁盛に効果があるとされています。
右手を挙げている招き猫

右手を挙げている招き猫は金運を招くとされ、財運アップを願う人に選ばれます。
両手を挙げている招き猫

両手を挙げている招き猫は、お客様と金運の両方を招き入れたい人に好まれます。
一方で、”両方を得ようと欲張ると「お手上げ万歳」になるのがオチ”と考えて、警戒する人も多いです。
招き猫は色や手の挙げ方によって、様々な幸運をもたらしてくれる伝統的な縁起物。
あなたも自分の願いや目的に合った招き猫を身近に置いて、日々の幸運を願ってみてはいかがでしょうか。

